2015年06月08日
BB-JUNGLE24耐「耐久王」レポート ※長文注意!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「東金有料道路を走れば 山しか無いように見えるが山以外無い」
~所ジョージ 『勝手に千葉でシンドバッド』より~
ここに一枚の写真がある。
撮影の日付は、2005年 1月9日。
この日、かつて「山以外無い」と歌われた東金有料道路沿いに、
限りなく山に近いが山ではない施設がオープンした。
この写真は、その落成記念ゲームに訪れたプレイヤーが、夕暮れに立つ仲間達の姿を
趣味のカメラに収める中で、ふと上空に向かってシャッターを切った時のものである。
「BB-JUNGLE」
今日へと続くその道程は、この空の下から始まったのだった。
===============================
あらためまして、
BB-JUNGLE 10周年記念
24時間耐久ゲーム「耐久王」
に参加されました皆様、お疲れ様でした~!!!
そして、
ブログ更新お待たせいたしました。(汗)
いやなに、もー開催前からゲーム中から、いつになく様々なドラマがありまして、
何から伝えればいいのか、わからないまま時が流れてしまい、
ありふれた言葉だけが浮かんでは消えてゆくといった有り様。
それと申しますのも、君があんまり素敵もういいな!話を進めましょう。
さて、今回の24時間耐久ゲーム「耐久王」は、
10周年を記念するに妥協ナシとでも申しましょうか、
従来の耐久ルールに加えて、さらに4つの特別ルールを設定させていただきました!
参加された皆様にはそれらをキッチリ理解するのに、若干お手間をとらせて
しまいましたが、終わってみればどのルールも破綻なくゲームに馴染んだようで、
スタッフ一同、
メシ食いながらの思いつきで決めたルールにしては上手くいったと自画自賛しております。
↑コイツ殴っていいぞ!
(※JODANです!綿密な打ち合わせの下に採用したルールです!マジで。)
ゲームの方はまず序盤、両軍がフィールドほぼ中央部で横一線に激突し幕を開けました。
特別ルールのひとつ「ワンマグ戦」での開幕だったんですが、
この特殊制限ルールの狙いは
「守り易く攻め難い状況をルールによって創出する」というコト!
押すほどに不利になり、押されるほどに有利になる状況。
主導権不在の2時間をあえて冒頭に設定するというスパルタンなタイムスケジュールに、
その意図を看破したプレイヤーさんから「この時間帯にこのルールは疲れる!」と、
スタッフが背後から脇腹を揉まれる一幕も。w
ワンマグ戦後は次第に均衡が崩れ始め、連合軍(黄)が押し込んだりゲリラ(赤)が
押し返したりの展開となりましたが、特徴的だったのは、その反転攻勢のきっかけが
両軍共に
「捕虜の獲得と搬送の成功」だったことでしょうか。
特別ルールによって搬送成功時の獲得点数が合計で150Pという破格の数字となった
今回の捕虜ルールですが、搬送(連行)を高難度化したことで、
従来は攻勢の側がダメ押し的に敵軍領内で獲得するケースの多かった捕虜が、
今回は防戦の側がその戦いの中に自軍領内で獲得し、結果的に、搬送距離の短さから
高い搬送成功率を実現、その高得点とも相まって逆転の一手として機能するように
なっていましたね。
これは運営サイドとしても、願ってもない副産物でした。
後半戦に入ると、早朝にかけて連合軍がゲリラを圧倒!
本陣で寝て(気絶して)いるゲリラ兵に対する連合軍山岳部隊兵による無慈悲な攻撃に、
遂に4大特別ルール最後のひとつ、
「大逆転ミッション」が発令!!!
Fフラッグを獲るか守るかを巡って両軍が今回のゲームで最大規模の大激闘!
1時間の死闘を制したゲリラが朝09:00、ハッスルアタックを敢行し、
戦線を一気にフィールド中央まで押し返すことに成功します!
・・・が、ここでゲリラ軍ガス欠。w
前半戦、
連合軍・ゲリラは共に右翼の戦線を前進させるカタチで布陣していたんですが、
そこそこ平坦な地形である連合軍右翼(旧セーフティ下あたり)に比べて、
ゲリラの右翼はG→D→3と続くまさに斜面!
真っ暗な山の斜面を前半戦でさんざん往復して体力配分を狂わされていた事が、
連合軍より数時間早いガス欠を引き起こした一因だったのかも知れませんね。
「へへ・・・ 真っ白だぜ・・・」
またか。
その後、再びのワンマグ戦を交えたラスト4時間、
連合軍はF付近の交差点と山側のフィールド外周部など、両翼から断続的な攻撃を
繰り出し続け、
対するゲリラも気力の抵抗でブロークンアローをなんとか躱し切り、
5月31日 14:00、
大きな怪我やトラブルも無く、ゲームは無事終了と相成りました!!!
【戦闘結果】
ゲリラ(赤) -2105
連合軍(黄) -1384
連合軍の勝利
※個人ポイント一覧はコチラ
印象としてはそこまで点差は離れていないように思ってましたが、
やはり2日目の陽が上がってから、一気に差が開いたようですね。
連合軍は、ゲリラ全軍による怒涛のハッスルを受け止めた直後に、
退き遅れたゲリラの残存プレイヤーを素早く捕虜にしてポイントを稼ぐあたり、
実に判断がしたたかでしたね! いや、見事です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★余談その1 「食料問題」
毎回、耐久ゲームのエントリー開始と前後して、
特に初参加のプレイヤー様を中心に実に様々な質問が運営サイドに寄せられるんですが、
今回のこの特別ルール、
「飲み物以外の持ち込み全面不可、食料は運営から配給制」
に関しては耐久ベテラン勢も一様に震え上がったようで、
まーーーとにかく怯えきった問い合わせが開催前に来る来る来る。
Q.「栄養ドリンクはダメですか!?」
A.「缶かペットボトルのみなので、ビンはダメですごめんなさい!」
Q.「塩タブレットもダメですか!?」
A.「クスリ以外の固形物はダメですごめんなさい!」
Q.「アーモンドチョコレートはOKですか?」
A.「貴様、なめているな、なめているな」
しまいには、
「ヘビやトカゲを喰わされるって本当ですか」
「生米を竹で炊飯させられるって本当ですか」
といった流言飛語に踊らされる者まで出る始末!
どんだけ信用無いんだBB-JUNGLE!!!
かくして当日、集結したのはそれなりに覚悟を決めた表情の150名。
「なんとかならァな」と悟りきった風情の方から、
「なんとかしてみせる!」とハートを鼓舞して臨む方、
逆に「きっと誰かが助けてくれる」と味方を無条件に信頼している方など、
まさにその心構えは千差万別。しかし全員に共通していたのは、
「あからさまにヤバそうな戦いだとわかっていながら、それでも参加を選択した」
という事実!
そうです!
そこがありがたい!
それこそがサバゲジャンキー!
真面目な話、今回の参加者の中には、食事ひとつが命に関わるといった身体の方も
確認できる範囲で2名ほどいらっしゃいました。
しかし、それであっても!
参加して、完走することをベースに努力の方向性を考える、
耐久戦プレイヤーとしてのブレの無さ。
こうした皆さんの姿勢を目の当たりにした時、今回もっとも話題をさらったこのルールも、
実はその役割のほとんどを終えていたと言えるかも知れませんね・・・。
ちなみに、
だからという訳でもないですが、いざ配布された食料袋の中身に関しては、
皆さん「こんなにいろいろ入ってんのかよw」というリアクション!(汗)
閉会式時に急遽行ったアンケート?も、ほぼ満場一致で
「もっとパンチがあってもいい」という結論に!
お前ら・・・死ぬ気か?w
★余談その2 「捕虜への待遇 ~そして伝説へ~」
それから特筆せざるを得ないのが、
搬送成功の結果としての、捕虜に対する「お・も・て・な・し」が、どこからどう見ても
「ひ・と・で・な・し」にしか見えなかった件!!!
従来の捕虜に対する処遇は、
・激マズドリンクを飲む
・銀ダンで自決
の2択だったんですが、
今回は10周年記念ということもあってちょいとフンパツして、
低周波ビリビリマシーンも調達したんです。 ただそれだけなんです。
なので、奮戦虚しく捕虜にされたプレイヤー様は、
・激マズ
・銀ダン
・ビリビリ
の3つから、いずれかを「選んで」いただければOKだったんですね。
それが、だ。
ちょっと目を離したスキに
ビリビリさせながら激マズを飲ませてやがった!!!
なんてことしてるんだお客様!!!w
捕虜に対してこの処遇! 東京裁判なら文句ナシのA級戦犯だよ!!!
ボフッ、ボフッと口からドリアンサイダーを噴出させながら痺れさせられる有料イベントが、
一体この21世紀の平和日本のどこにあるというのか!
連射パッドを使おうなどとは思うなよ!!! ←?
【表彰状】
捕虜 殿
今回の「ドリアン間欠泉」について、耐久王の闇の部分を体現したその栄誉を讃え、
「深夜の雷雨でゲーム続行、100m先に落雷」等に代表される「耐久残酷物語」への
永久表記を約束致します。 お疲れ様でした。どうかまた遊びにきて下さい!
★余談その3 「大逆転ミッションにて」
24耐にはオリジナルの降参ルールである「ブロークンアロー」がありますが、
昨今ではその言葉もだいぶ浸透したのか、その反動として
「ブロークンアロー寸前での土俵際の粘り」が希薄になっているという弊害も
顕在化してまいりました。
そこで今回の耐久王では、「ブロークンアロー直前からの一発逆転チャンス」を
新ルールに盛り込み、土壇場の展開にメリハリをつけてみました!
実際、ゲームでは2日目の朝08:00にミッションが発令、
「連合軍(黄)は1時間以内にFを獲れ!」
「ゲリラ(赤)はあと1時間、Fを護れ!」
となった訳ですが、
攻防の対象となったFフラッグがゲリラ側本陣から目視できる位置にあった為に
これがもう大盛り上がり!!!
30分生き返り戦の時間帯であった為に両軍ともに援軍の出撃もままならない中、
生存プレイヤー同士の総てを賭けた激突がとにかく熱い。
林道の遥か先に見えるFフラッグに連合兵が駆け寄り、フラッグに手がかかると、
「うおおぉぉヤバイヤバイヤバイ~!!!」と絶叫のゲリラ本陣待機組。
アンブッシュしたゲリラ兵がギリギリの所でそれを阻止し、
フラッグが再びダラ~ンとなると「おおお~~・・・」と安堵の声。
やがて「あと5分でミッション成功!ハッスルタイムの準備を!」とコールされると、
口々に「頼むぅぅ!!! 頑張れええぇぇ!!!!!」と大声援!
これだけの数の人間が他人のワンプレイに心から一喜一憂する、
そんなサバゲが過去に果たしてあったろうか。w
そしてハッスルタイム発動。
本陣から駆け出したゲリラ兵が先ほどまでFフラッグを防衛していたプレイヤーの横を
駆け抜ける際、口々に「ナイス防衛です!」「おつかれさま!」と
声をかけていたのが非常に印象的でしたね!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サバイバルゲームは基本的に集団での遊びです。
ですがその中で、
「自分のプレイひとつが戦況を大きく動かすであろう場面」や、
「自分がもっともヒーローという言葉に近付く場面」が、
稀に起こります。
それは世間一般で言う、「チャンス」という奴ですね。
チャンスに身を置いた人間は、往々にして恐怖心が無くなるものです。
恐怖心を無くした人間は、視野が狭くなるものです。
しかし中には、チャンスにあっても恐怖心を失わない人がいます。
そこでの恐怖心は「警戒心」と言い、警戒とはすなわち、
自分が他者からどう見えているかを常に想像するということです。
そして、それができる人のことを指して我々は、
COOL(冷静)だ、と言うのだと思います。
大逆転ミッションの発令から1時間、
Fフラッグには何人もの連合軍プレイヤーが殺到しました。
目前に設置されたフラッグ、
これを獲ればゲリラ軍のハッスルを阻止できる。
自分のワンプレイが戦況を大きく動かす。
自分がヒーローになれる。
そう、紛れも無い、チャンスでした。
果たして、Fフラッグには何度も連合軍プレイヤーの手がかかります。
が、その全てにおいてヒットが正確にコールされ、
途中まで持ち上げられたフラッグが、奪われること無く手放されました。
理解して頂きたいと思います。
このプレイの価値、
このプレイヤー達の価値を、
どうか、理解して頂きたいと思います。
「勝利を目指しつつ、敗北を受け入れる。」
それは、サバイバルゲームの抱える大いなる矛盾です。
では、その矛盾とどこまで上手に付き合えるのか?
この問いが、我々SPLASH/BB-JUNGLEがオープン以来、向き合ってきたテーマです。
それ故に、我々はその矛盾に対して、決して背を向けずにきました。
我々の行うゲームにはすべて、勝敗を設定してきました。
勝利と敗北が等しく存在する中で、人はどこまでCOOLでいられるのか?
その真価を問える場を、常に提供したいと考えてきました。
それ故に、
この問いに対する解答を、言葉ではなくプレイで示してくれるプレイヤーが、
10周年という節目に、150人も集まってくれた事を、
何より心から、
ありがたく思うのです。
本当に、皆さんと耐久王を戦えてよかったです!
また次の10年を、共に目指しましょう!
2015年 耐久王参加者全員での一枚。
この写真の中に、
あの日の空を撮ったプレイヤーがいます。
あの日の空を知っているプレイヤー達がいます。
そして、
次の10年後の空を共に見上げることになるプレイヤー達もまた、
ここで笑顔を見せているだろうと、
そう確信しています。
「東金有料道路を走れば 山しか無いように見えるが山以外無い」
~所ジョージ 『勝手に千葉でシンドバッド』より~
ここに一枚の写真がある。
撮影の日付は、2005年 1月9日。
この日、かつて「山以外無い」と歌われた東金有料道路沿いに、
限りなく山に近いが山ではない施設がオープンした。
この写真は、その落成記念ゲームに訪れたプレイヤーが、夕暮れに立つ仲間達の姿を
趣味のカメラに収める中で、ふと上空に向かってシャッターを切った時のものである。
「BB-JUNGLE」
今日へと続くその道程は、この空の下から始まったのだった。
===============================
あらためまして、
BB-JUNGLE 10周年記念
24時間耐久ゲーム「耐久王」
に参加されました皆様、お疲れ様でした~!!!
そして、
ブログ更新お待たせいたしました。(汗)
いやなに、もー開催前からゲーム中から、いつになく様々なドラマがありまして、
何から伝えればいいのか、わからないまま時が流れてしまい、
ありふれた言葉だけが浮かんでは消えてゆくといった有り様。
それと申しますのも、君があんまり素敵もういいな!話を進めましょう。
さて、今回の24時間耐久ゲーム「耐久王」は、
10周年を記念するに妥協ナシとでも申しましょうか、
従来の耐久ルールに加えて、さらに4つの特別ルールを設定させていただきました!
参加された皆様にはそれらをキッチリ理解するのに、若干お手間をとらせて
しまいましたが、終わってみればどのルールも破綻なくゲームに馴染んだようで、
スタッフ一同、
メシ食いながらの思いつきで決めたルールにしては上手くいったと自画自賛しております。
↑コイツ殴っていいぞ!
(※JODANです!綿密な打ち合わせの下に採用したルールです!マジで。)
ゲームの方はまず序盤、両軍がフィールドほぼ中央部で横一線に激突し幕を開けました。
特別ルールのひとつ「ワンマグ戦」での開幕だったんですが、
この特殊制限ルールの狙いは
「守り易く攻め難い状況をルールによって創出する」というコト!
押すほどに不利になり、押されるほどに有利になる状況。
主導権不在の2時間をあえて冒頭に設定するというスパルタンなタイムスケジュールに、
その意図を看破したプレイヤーさんから「この時間帯にこのルールは疲れる!」と、
スタッフが背後から脇腹を揉まれる一幕も。w
ワンマグ戦後は次第に均衡が崩れ始め、連合軍(黄)が押し込んだりゲリラ(赤)が
押し返したりの展開となりましたが、特徴的だったのは、その反転攻勢のきっかけが
両軍共に
「捕虜の獲得と搬送の成功」だったことでしょうか。
特別ルールによって搬送成功時の獲得点数が合計で150Pという破格の数字となった
今回の捕虜ルールですが、搬送(連行)を高難度化したことで、
従来は攻勢の側がダメ押し的に敵軍領内で獲得するケースの多かった捕虜が、
今回は防戦の側がその戦いの中に自軍領内で獲得し、結果的に、搬送距離の短さから
高い搬送成功率を実現、その高得点とも相まって逆転の一手として機能するように
なっていましたね。
これは運営サイドとしても、願ってもない副産物でした。
後半戦に入ると、早朝にかけて連合軍がゲリラを圧倒!
本陣で寝て(気絶して)いるゲリラ兵に対する連合軍山岳部隊兵による無慈悲な攻撃に、
遂に4大特別ルール最後のひとつ、
「大逆転ミッション」が発令!!!
Fフラッグを獲るか守るかを巡って両軍が今回のゲームで最大規模の大激闘!
1時間の死闘を制したゲリラが朝09:00、ハッスルアタックを敢行し、
戦線を一気にフィールド中央まで押し返すことに成功します!
・・・が、ここでゲリラ軍ガス欠。w
前半戦、
連合軍・ゲリラは共に右翼の戦線を前進させるカタチで布陣していたんですが、
そこそこ平坦な地形である連合軍右翼(旧セーフティ下あたり)に比べて、
ゲリラの右翼はG→D→3と続くまさに斜面!
真っ暗な山の斜面を前半戦でさんざん往復して体力配分を狂わされていた事が、
連合軍より数時間早いガス欠を引き起こした一因だったのかも知れませんね。
「へへ・・・ 真っ白だぜ・・・」
またか。
その後、再びのワンマグ戦を交えたラスト4時間、
連合軍はF付近の交差点と山側のフィールド外周部など、両翼から断続的な攻撃を
繰り出し続け、
対するゲリラも気力の抵抗でブロークンアローをなんとか躱し切り、
5月31日 14:00、
大きな怪我やトラブルも無く、ゲームは無事終了と相成りました!!!
【戦闘結果】
ゲリラ(赤) -2105
連合軍(黄) -1384
連合軍の勝利
※個人ポイント一覧はコチラ
印象としてはそこまで点差は離れていないように思ってましたが、
やはり2日目の陽が上がってから、一気に差が開いたようですね。
連合軍は、ゲリラ全軍による怒涛のハッスルを受け止めた直後に、
退き遅れたゲリラの残存プレイヤーを素早く捕虜にしてポイントを稼ぐあたり、
実に判断がしたたかでしたね! いや、見事です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★余談その1 「食料問題」
毎回、耐久ゲームのエントリー開始と前後して、
特に初参加のプレイヤー様を中心に実に様々な質問が運営サイドに寄せられるんですが、
今回のこの特別ルール、
「飲み物以外の持ち込み全面不可、食料は運営から配給制」
に関しては耐久ベテラン勢も一様に震え上がったようで、
まーーーとにかく怯えきった問い合わせが開催前に来る来る来る。
Q.「栄養ドリンクはダメですか!?」
A.「缶かペットボトルのみなので、ビンはダメですごめんなさい!」
Q.「塩タブレットもダメですか!?」
A.「クスリ以外の固形物はダメですごめんなさい!」
Q.「アーモンドチョコレートはOKですか?」
A.「貴様、なめているな、なめているな」
しまいには、
「ヘビやトカゲを喰わされるって本当ですか」
「生米を竹で炊飯させられるって本当ですか」
といった流言飛語に踊らされる者まで出る始末!
どんだけ信用無いんだBB-JUNGLE!!!
かくして当日、集結したのはそれなりに覚悟を決めた表情の150名。
「なんとかならァな」と悟りきった風情の方から、
「なんとかしてみせる!」とハートを鼓舞して臨む方、
逆に「きっと誰かが助けてくれる」と味方を無条件に信頼している方など、
まさにその心構えは千差万別。しかし全員に共通していたのは、
「あからさまにヤバそうな戦いだとわかっていながら、それでも参加を選択した」
という事実!
そうです!
そこがありがたい!
それこそがサバゲジャンキー!
真面目な話、今回の参加者の中には、食事ひとつが命に関わるといった身体の方も
確認できる範囲で2名ほどいらっしゃいました。
しかし、それであっても!
参加して、完走することをベースに努力の方向性を考える、
耐久戦プレイヤーとしてのブレの無さ。
こうした皆さんの姿勢を目の当たりにした時、今回もっとも話題をさらったこのルールも、
実はその役割のほとんどを終えていたと言えるかも知れませんね・・・。
ちなみに、
だからという訳でもないですが、いざ配布された食料袋の中身に関しては、
皆さん「こんなにいろいろ入ってんのかよw」というリアクション!(汗)
閉会式時に急遽行ったアンケート?も、ほぼ満場一致で
「もっとパンチがあってもいい」という結論に!
お前ら・・・死ぬ気か?w
★余談その2 「捕虜への待遇 ~そして伝説へ~」
それから特筆せざるを得ないのが、
搬送成功の結果としての、捕虜に対する「お・も・て・な・し」が、どこからどう見ても
「ひ・と・で・な・し」にしか見えなかった件!!!
従来の捕虜に対する処遇は、
・激マズドリンクを飲む
・銀ダンで自決
の2択だったんですが、
今回は10周年記念ということもあってちょいとフンパツして、
低周波ビリビリマシーンも調達したんです。 ただそれだけなんです。
なので、奮戦虚しく捕虜にされたプレイヤー様は、
・激マズ
・銀ダン
・ビリビリ
の3つから、いずれかを「選んで」いただければOKだったんですね。
それが、だ。
ちょっと目を離したスキに
ビリビリさせながら激マズを飲ませてやがった!!!
なんてことしてるんだお客様!!!w
捕虜に対してこの処遇! 東京裁判なら文句ナシのA級戦犯だよ!!!
ボフッ、ボフッと口からドリアンサイダーを噴出させながら痺れさせられる有料イベントが、
一体この21世紀の平和日本のどこにあるというのか!
連射パッドを使おうなどとは思うなよ!!! ←?
【表彰状】
捕虜 殿
今回の「ドリアン間欠泉」について、耐久王の闇の部分を体現したその栄誉を讃え、
「深夜の雷雨でゲーム続行、100m先に落雷」等に代表される「耐久残酷物語」への
永久表記を約束致します。 お疲れ様でした。どうかまた遊びにきて下さい!
★余談その3 「大逆転ミッションにて」
24耐にはオリジナルの降参ルールである「ブロークンアロー」がありますが、
昨今ではその言葉もだいぶ浸透したのか、その反動として
「ブロークンアロー寸前での土俵際の粘り」が希薄になっているという弊害も
顕在化してまいりました。
そこで今回の耐久王では、「ブロークンアロー直前からの一発逆転チャンス」を
新ルールに盛り込み、土壇場の展開にメリハリをつけてみました!
実際、ゲームでは2日目の朝08:00にミッションが発令、
「連合軍(黄)は1時間以内にFを獲れ!」
「ゲリラ(赤)はあと1時間、Fを護れ!」
となった訳ですが、
攻防の対象となったFフラッグがゲリラ側本陣から目視できる位置にあった為に
これがもう大盛り上がり!!!
30分生き返り戦の時間帯であった為に両軍ともに援軍の出撃もままならない中、
生存プレイヤー同士の総てを賭けた激突がとにかく熱い。
林道の遥か先に見えるFフラッグに連合兵が駆け寄り、フラッグに手がかかると、
「うおおぉぉヤバイヤバイヤバイ~!!!」と絶叫のゲリラ本陣待機組。
アンブッシュしたゲリラ兵がギリギリの所でそれを阻止し、
フラッグが再びダラ~ンとなると「おおお~~・・・」と安堵の声。
やがて「あと5分でミッション成功!ハッスルタイムの準備を!」とコールされると、
口々に「頼むぅぅ!!! 頑張れええぇぇ!!!!!」と大声援!
これだけの数の人間が他人のワンプレイに心から一喜一憂する、
そんなサバゲが過去に果たしてあったろうか。w
そしてハッスルタイム発動。
本陣から駆け出したゲリラ兵が先ほどまでFフラッグを防衛していたプレイヤーの横を
駆け抜ける際、口々に「ナイス防衛です!」「おつかれさま!」と
声をかけていたのが非常に印象的でしたね!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サバイバルゲームは基本的に集団での遊びです。
ですがその中で、
「自分のプレイひとつが戦況を大きく動かすであろう場面」や、
「自分がもっともヒーローという言葉に近付く場面」が、
稀に起こります。
それは世間一般で言う、「チャンス」という奴ですね。
チャンスに身を置いた人間は、往々にして恐怖心が無くなるものです。
恐怖心を無くした人間は、視野が狭くなるものです。
しかし中には、チャンスにあっても恐怖心を失わない人がいます。
そこでの恐怖心は「警戒心」と言い、警戒とはすなわち、
自分が他者からどう見えているかを常に想像するということです。
そして、それができる人のことを指して我々は、
COOL(冷静)だ、と言うのだと思います。
大逆転ミッションの発令から1時間、
Fフラッグには何人もの連合軍プレイヤーが殺到しました。
目前に設置されたフラッグ、
これを獲ればゲリラ軍のハッスルを阻止できる。
自分のワンプレイが戦況を大きく動かす。
自分がヒーローになれる。
そう、紛れも無い、チャンスでした。
果たして、Fフラッグには何度も連合軍プレイヤーの手がかかります。
が、その全てにおいてヒットが正確にコールされ、
途中まで持ち上げられたフラッグが、奪われること無く手放されました。
理解して頂きたいと思います。
このプレイの価値、
このプレイヤー達の価値を、
どうか、理解して頂きたいと思います。
「勝利を目指しつつ、敗北を受け入れる。」
それは、サバイバルゲームの抱える大いなる矛盾です。
では、その矛盾とどこまで上手に付き合えるのか?
この問いが、我々SPLASH/BB-JUNGLEがオープン以来、向き合ってきたテーマです。
それ故に、我々はその矛盾に対して、決して背を向けずにきました。
我々の行うゲームにはすべて、勝敗を設定してきました。
勝利と敗北が等しく存在する中で、人はどこまでCOOLでいられるのか?
その真価を問える場を、常に提供したいと考えてきました。
それ故に、
この問いに対する解答を、言葉ではなくプレイで示してくれるプレイヤーが、
10周年という節目に、150人も集まってくれた事を、
何より心から、
ありがたく思うのです。
本当に、皆さんと耐久王を戦えてよかったです!
また次の10年を、共に目指しましょう!
2015年 耐久王参加者全員での一枚。
この写真の中に、
あの日の空を撮ったプレイヤーがいます。
あの日の空を知っているプレイヤー達がいます。
そして、
次の10年後の空を共に見上げることになるプレイヤー達もまた、
ここで笑顔を見せているだろうと、
そう確信しています。
2023秋24時間耐久ゲーム・BB-JUNGLE
第32回、2022秋・24時間耐久サバイバルゲーム・LIMITED24 09月17-18日開催
24耐久おつかれ会BBQ開催!
2020春 BB-JUNGLE24耐・勝敗結果
2020夏 24時間耐久ゲームチーム分け発表
BB-JUNGLE 24時間耐久ゲーム 第2次受付開始
第32回、2022秋・24時間耐久サバイバルゲーム・LIMITED24 09月17-18日開催
24耐久おつかれ会BBQ開催!
2020春 BB-JUNGLE24耐・勝敗結果
2020夏 24時間耐久ゲームチーム分け発表
BB-JUNGLE 24時間耐久ゲーム 第2次受付開始
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